アメリカ代表のグレッグ・バーホルター監督が30日、試合を振り返り、その様子をイギリスメディア『BBC』が伝えている。
29日、アメリカはイランとFIFAワールドカップカタール2022のグループB第3戦に臨んだ。試合は、“エース”クリスティアン・プリシッチの得点を最後まで守り抜いたアメリカが1-0で今大会初勝利。イランを追い抜いて2位に浮上し、決勝トーナメント進出を決めた。
しかしながら、そのプリシッチは38分の得点シーンで、相手GKアリレザ・ベイランヴァンドと激突。1度はピッチに戻ったが、後半開始からブレンデン・アーロンソンと交代した。
そのプリシッチについて、バーホルター監督は、(骨盤を痛めた後にめまいを感じていたため、予防措置として病院に運ばれたことを認めた。しかしながら、「その後、ロッカールームから彼と『FaceTime』で会話した。彼は元気だ。スマートフォンで試合を観ていたと思うよ」とし、大きな問題ではないことを強調した。
また、試合全体についても以下のように振り返っている。
「イランは引き分けでもグループステージ通過の可能性があったから、試合は少し複雑なものになった。でも、私は(アメリカ・チームの)ものすごい集中を見た。試合終盤は、私が最も誇りに思う瞬間だ。それは、屈服しないという力強い決意だ」
そして、決勝トーナメント進出について、以下のように言及した。
「たくさんの人が見ていると思う。選手たちがどれだけ団結していて、エネルギーを注いでいるかが分かる。その過程で、かなり良いサッカーが出来る。(決勝トーナメント進出は)素晴らしい機会だが、名誉なことだとは考えていない。今いる位置に値するし、これからも続けていきたい」
最後には、「来週の水曜日には帰宅したくない」とし、カタールの地でさらなる躍進を誓った。
8年ぶりの本大会で若手の躍進が目立つアメリカ。決勝トーナメント1回戦ではオランダと対戦する。