アメリカ代表MFクリスチャン・プリシッチが体を張った。

【写真】これは痛そう!悶絶するプリシッチ

29日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループB最終節でイラン代表と対戦したアメリカ。逆転での決勝トーナメント進出に向け勝利を目指した。

試合は膠着状態が続くが、38分に均衡が破れる。ボックス右深くまで侵入したセルジーニョ・デストが頭で折り返すと、ゴール前に走りこんだプリシッチがハーフボレーで身体ごとゴールに押し込んだ。

だが、このプレーでプリシッチは相手GKアリレザ・ベイランヴァンドと衝突。セーブしようと横っ飛びしたベイランヴァンドの左ヒザがプリシッチの体に当てってしまった。

中々プリシッチは起き上がれず、ファンからは「これは痛いな」、「彼は国のためにボールを犠牲にした」、「プリシッチのプリシッチが」と股間をぶつけたのではないかと心配する声やジョークが。プリシッチはその後ハーフタイムで交代となった。

だが、アメリカ代表によると実際にはプリシッチの腹部に当たっていたようで、骨盤挫傷と診断されたとのこと。ただ、グレッグ・バーホルター監督は「彼は予防措置として病院に運ばれた」と軽傷だと明かしている。

なお、試合はプリシッチの先制ゴールを守り切ったアメリカが勝利を収め、逆転で2大会ぶりのグループステージ突破を決めた。2位通過のアメリカは、12月3日に行われるラウンド16でグループAを首位で通過したオランダ代表との対戦が決定している。

【写真】これは痛そう!悶絶するプリシッチ