セネガル代表のアリウ・シセ監督が、カタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメントに向けて気合いを語った。『ESPN』が伝えている。

セネガルは29日に行われたカタールW杯グループAでエクアドル代表と対戦した。決勝トーナメント進出のためには勝利が必須で、立ち上がりから攻勢を仕掛けると、前半終了間際にFWイスマイラ・サールがPKを決めて先制に成功。67分には反撃に出た相手に同点を許したが、その直後にセットプレーからDFカリドゥ・クリバリのゴールで再度ゴールを奪うと、2-1で勝利した。

この結果、セネガルの20年ぶりとなるW杯決勝トーナメント進出が決定。試合後には歓喜の涙を流す一幕もあったシセ監督だが、会見ではすでに次の戦いに向けて切り替えた姿を見せている。

「ここからの決勝トーナメントでは、また新たな大会が始まるようなものになる。そして、ノックアウト方式の試合はセネガルにとって良いことだろう。チームはこの戦いに慣れているからね」

「我々は日常的に、決定的な試合をこなしてきたのだ。だからこそ、今のこのグループには、こうした状況に直面したときに活かせる経験が蓄積されている」

「今、この段階では相手が誰であろうと関係なく、我々はピッチの上でベストを尽くさなければならない。そして、私はこのチームを理解している。7年をかけて、ここまで築きあげてきたのだからね」