サウジアラビアのファンが試合後にゴミ拾いする様子にカタール紙注目

 カタール・ワールドカップ(W杯)では日本人サポーター・ファンによるゴミ拾いなどが脚光を浴びているなか、「ゴミ拾い」は今大会の一大トレンドになりつつあるようだ。カタールの英字紙「カタール・トリビューン」は、サウジアラビアのファンがゴミ拾いする様子を紹介し、海外ジャーナリストも「日本人ファンが始めたトレンド」と反応している。

 日本人ファンがゴミ拾いする様子を各国メディアや国際サッカー連盟(FIFA)などが取り上げ、世界的に注目を集めている。ゴミ拾い運動は着実に広がりを見せており、モロッコ代表やガーナ代表のファンなども試合後にゴミ拾いを始めているなか、その輪にサウジアラビアが加わったようだ。

 カタールの英字紙「カタール・トリビューン」の公式ツイッターは、「サウジアラビアのファンも、日本やチュニジアのサポーターに倣って、試合後にスタジアムのスタンドを清掃している。歓声とともに善意を広げていきましょう!」と記し、サウジアラビア代表のファン・サポーターがスタジアムでゴミ拾いする様子を動画付きで紹介した。

 また、海外ジャーナリストのシラズ・ハッサン氏は、自身のツイッターでこの動画を紹介しながら「サウジアラビアのサッカーファンがポーランド戦後にゴミ拾いをするのは、日本人ファンが始めたトレンドです」と記し、サムズアップとピースの絵文字を添えている。

 日本人サポーター発信で大きなトレンドが生まれているなか、今大会を機にゴミ拾いは定着することになるのだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)