【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループD】オーストラリア1-0デンマーク(日本時間12月1日/アルジャノブ スタジアム)

 わずか8秒の間にスーパープレーの連続となった。お手本通りのカウンターでボールを運ぶと、2度のキックフェイントでアンクルブレイク。最後は冷静に股を射抜く完璧ショットを蹴り込んだ。高レベルの技術が詰まったゴールに視聴者も興奮する一幕があった。

【映像】技術満載!オーストラリアの高速カウンター

 戦前の予想通り、試合の主導権を握ったのはデンマークだった。しかし、オーストラリア代表DFソウターを中心とした堅い守備でゴールを割らせず、スコアレスの展開が続いた。

 そして迎えた60分、自陣ペナルティーエリア内でオーストラリアがボールを奪うと、デューク、マッグリーと2タッチ以内のパスで縦に早いカウンターを発動させ、ボールは相手ディフェンスラインの背後を駆け上がったFWレッキーへと渡った。

 デンマーク代表DFメーレが追いついたかと思われたが、オーストラリア代表FWがカットインから右足でシュートを打つかと思わせて逆に切り返し、左足でシュート。メーレは完全にタイミングを外され、シュートは股の間を抜けてサイドネットに突き刺さった。

 この超高速カウンターからの技ありシュートを見たABEMA視聴者からは「覚醒しやがったなぁ」「しっかり狙ってるね」「股抜きやー」「切り返しめっちゃうまかった」とレッキーを賞賛する声が相次いだ。

 またこのカウンターの起点となったファジアーノ岡山所属のデュークに対しても「デュークが起点になったなー」「全世界に岡山を売り込めます」「岡山が泣いた」とレッキー同様に賛辞が止まなかった。

 結果的にこのゴールが決勝点となったオーストラリア代表が4大会ぶりに決勝トーナメント進出を勝ち取った。初戦フランス戦での1-4での大敗から見事に立ち直って、大逆転でのベスト16入りを決めている。
(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)