日本代表MF柴崎岳(レガネス)は、FIFAワールドカップ・カタール大会開幕前にスペイン戦への特別な思いを明かしていた。そんな柴崎岳は2日グループリーグ最終戦・スペイン戦を前に、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)に対する憧れやイニエスタの日本サッカー界に与えている影響について語っている。
柴崎岳は鹿島アントラーズ退団後にCDテネリフェ、ヘタフェ、デポルティーボ・ラ・コルーニャなどスペイン国内の複数クラブでプレー。2020年9月からCDレガネスに在籍しており、今季もここまで中盤の主力選手として活躍している。
またカタールW杯開幕前には英メディア『Be Soccer』スペイン版のインタビューで「僕自身ワールドカップに参加できるのは名誉なことですし、レガネスの選手として出場できるという点でも嬉しいですね」
「ドイツ代表、スペイン代表、コスタリカ代表はいずれもワールドカップ出場に値する国ですし、トップレベルの選手がいます。個人的にはスペイン代表と対戦することに大きな意味があります」とコメント。スペイン代表との対戦を楽しみにしていることを明かしていた。
そんな柴崎岳はスペイン戦前に、スペイン紙『アス』のインタビューに対応。2010年南アフリカW杯でスペイン代表優勝に貢献したイニエスタに対する思いを聞かれると「僕は昔からイニエスタがすごく好きでしたし、子供の頃から憧れていましたね。だから彼がヴィッセル神戸と契約したと知ったときはとても興奮しましたよ」と、幼少期からイニエスタのファンであることを告白。
つづいて「イニエスタは日本のサッカーにどんな影響を与えているのか」と質問を受けると、「イニエスタは日本サッカー界の発展において重要な人物だと思います。彼は多くの経験を持っていますしね」
「日本サッカー界はもっと成長して、スペインのように(大舞台での)経験をたくさん積む必要があります。その意味でもイニエスタの存在は、僕たちにとって大きな助けになります。日本サッカー界はイニエスタから学ばないといけないですし、そういう意味で彼がJリーグでプレーしているのは奇跡的なことなんですよ」と自身の見解を述べた。
なおイニエスタはインターネットテレビ局『Abema TV』の日本対スペインの中継で元日本代表MF本田圭佑とともに解説を務めるほか、スペイン国営テレビ『TVE』のカタールW杯中継番組にも解説者として出演している。