日本代表ユニフォームのコンセプトになっている折り紙を紹介「日本文化の重要なシンボル」

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は、12月1日(日本時間2日4時)にカタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第3戦でスペイン代表(同7位)と対戦する。スペインメディアは「日本代表の魔法」に注目し、「願い、健康、幸運が得られると信じられている」と伝えている。

 決勝トーナメント進出を懸けた大一番となるなか、スペインメディア「ラ・セクスタ」は「日本代表の魔法:折り紙って何?」と特集を組んだ。「折り紙とは、紙を折って、人や動物など、紙で象徴できるものを作る日本の芸術だ」と説明し、「折り紙は、今回のW杯のシンボルの1つだ」と記している。

 カタールW杯のグループリーグ戦で強豪ドイツを2-1と撃破した日本。試合後、きれいに掃除されたロッカールームとともに、折り鶴と「ありがとう」と書かれた紙が置かれていたことも話題になった。その際に置かれていた折り鶴が目に止まったようだ。

 また、今大会の日本代表が着用するユニフォームのコンセプトは「折り紙」。2002年の日韓W杯決勝が行われた横浜国際総合競技場(現・日産スタジアム)で270万羽の折り紙が舞い上がったなか、そうした歓喜をもたらす祈りの象徴としての願いが込められたデザインになっている。

 記事ではその点にも触れつつ、「折り紙は日本文化の非常に重要なシンボルだ。今年の代表チームのユニフォームは折り紙にインスパイアされている。また日本では1000羽の折り鶴を折ると、願い、健康、幸運が得られると信じられている。さらに感謝の気持ちを込めて使うこともある。それゆえドイツ戦後、日本チームのロッカールーム画像は話題になった」と伝えた。

 最後は「日本はベスト16に進出できるのか? それとも折り紙ときれいに清掃したロッカールームで歴史に名を残すことになるのか?」と結んでおり、折り紙デザインのユニフォームをまとった森保ジャパンが歓喜をもたらすのか注目が集まる。(FOOTBALL ZONE編集部)