サッカー日本代表は1日、カタールワールドカップのグループステージ第3戦でスペイン代表と対戦する。

　第2戦までで8得点を奪っているスペイン代表において、背番号10を託されているのはFWマルコ・アセンシオだ。レアル・マドリードに所属する26歳のウィンガーは、先月30日時点でスペイン代表通算33試合に出場。その中で2得点13得点を記録している。

　クラブでは出場機会に恵まれていないが、代表では重要な存在になった。右サイドを主戦場にするレフティーは、切れ味鋭いドリブルやカットインしてからのシュートがピッチ上で高い威力を発揮する。

　アセンシオはU-24スペイン代表にオーバーエイジ選手として招集され、2021年の東京五輪にも出場した。U-24日本代表と対戦した準決勝では延長後半の116分に劇的な決勝点を挙げてチームの決勝進出や銀メダル獲得に大きく貢献した。

　純粋なセンターFWの少ない今大会では、グループステージ第1戦、第2戦とも最前線の中央で先発起用されている。“偽9番”的な役割を与えられながら、広範囲を動き回ってボールに絡み、コスタリカ代表戦ではゴールも決めている。

　ワールドカップは2018年のロシア大会以来、自身2度目だ。クラブで不遇の時期が続き、約2年間スペイン代表から遠ざかっていたものの、今年6月に復帰。そして9月から中央での起用が増えて、10番としてカタールワールドカップに臨むこととなった。

　アセンシオが再び「日本」相手に牙を剥くか。あるいは日本代表のディフェンス陣が封じ込めるか。スペイン代表の背番号10との戦いに注目だ。

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