サッカー日本代表は「FIFA ワールドカップ カタール 2022」グループEの最終戦でスペイン代表戦(日本時間12月2日・午前4時開始)と対戦する。グループリーグ突破か、敗退か。1勝1敗、勝ち点3のグループ2位で最終戦を迎える運命の一戦を前に、元日本代表DFの坪井慶介氏が『ABEMAヒルズ』に出演。スペイン戦に向かう日本代表へ「先制パンチを浴びせに行ってほしい」とエールを送っていた。

【映像】いよいよスペイン戦!元日本代表・坪井慶介氏が分析

 いよいよ迫る運命の最終節。向かうはFIFAランキング7位、2010年南アフリカ大会優勝国・スペイン代表だ。坪井氏は、今大会でのスペイン代表を「若手とベテランがうまく融合したチームになっている」と印象を語り、「パスを自陣から相手陣内へ上手く動かしながら攻めてくる伝統のパスサッカーもやってきますし、若い選手の中にはドリブルで斬り込んでくる選手もいる。そういった意味では非常に手強い相手」と警戒心を高めていた。

グループステージ突破へ!元日本代表・坪井慶介氏「三笘先発で先制パンチを」最終節スペイン戦の展望語る

 現在、日本代表はグループリーグ1勝1敗、勝ち点3の2位。仮に引き分けとなると得失点差の条件で苦境に立つ可能性が高く、坪井氏は「勝利することが一番わかりやすい。とにかく勝ってほしい」と気持ちを込めた。

 激戦が予想される日本VSスペインの一戦。坪井氏は「スペインにボールを支配される、持たれる展開が多くなる」と予想する。「スペインの中盤の3枚、特にブスケツ選手を経由して攻撃を組み立ててくるので、ペドリ選手、ガビ選手との3人を自由にさせないことがカギになる。その中で日本が前線からハイプレスに行くのと、自陣に引いて守り抜いて耐える、この2つをうまく使い分けられるかどうかが非常に重要になると思う」と分析した。

 そこで求められる日本代表のシステムについてはどうか。日本屈指の名DFとして活躍した坪井氏は、「僕の希望としては、最初から3バックで行ってほしい」と語る。「これまでの2戦は4バックで入ってなかなかうまく行かず、結局3バックに変えている」と指摘した上で、「ドイツ戦の後半からのパターンを軸に、最初からガンガンプレスで行って、ボールを奪ったら三笘選手のドリブルで上がり、伊東選手がジョルディ・アルバ選手に付いていく」ことを提案。「相手のセンターバックもボールを持つのが上手い選手。スピードがあって動ける前田選手がプレスをかける、中盤のブスケツ選手のところには久保選手、鎌田選手のどちらか1枚がしっかりつく、ペドリ選手、ガビ選手も中盤でしっかり押さえる。まずは高い位置でプレスをかけて、ショートカウンターを狙う戦い方を最初から選択してもいいのかなと思う」とした。

 キーマンには三笘選手をピックアップ。これまでの2戦では途中出場だったことに対し、「途中から出て流れを変える役割というのはチームとして重要なので、こういう使われ方なのでは。でも、僕は最初から行ってほしい。勝たなきゃいけないですから」。さらに、「まず先制点が取れれば展開は変わる。もし90分持たなかったとしても、守備には長友選手を入れてコンパクトな状況を作ることも選択できる。ここは三笘選手を最初から投入して、先制パンチを浴びせに行ってほしい。ハイプレスで行く、中盤で持たれたら少し引くけど裏を狙っていく、という姿勢を見せ続けることが大事」とポイントを加えた。

 さらに、期待する選手には久保選手、鎌田選手の名も。「鎌田選手は自分でも言っているくらい調子を落としているので、ここで持ち直してほしい。久保選手はスペインでプレーしているので、スペインサッカーのことを熟知している。この2人にも期待したい」とした。

 気になるスコア予想について、坪井氏は「2-1」と記したボードを掲げる。「スペインも負ける訳にいかないので、1点は失うと思う。パス回しも上手い。でも、三笘選手のドリブルもしくは伊東選手の飛び出しからのクロス、カットインしてシュートもあり得る選手なので、そういうプレーにも期待したい。とにかく勝ってほしい」と熱い思いを込めていた。
(『ABEMAヒルズ』より)