エクアドル戦前日の会見でセネガルの選手が出席せず
カタール・ワールドカップ(W杯)はグループリーグ最終節が現地時間11月29日に行われ、グループAのセネガル代表がエクアドル代表に2-1で競り勝ち5大会ぶり2度目ベスト16進出を決めた。この結果、現地時間12月4日にベスト8を懸けてイングランド代表と対戦することになったが、その前に国際サッカー連盟(FIFA)から処分を下される可能性があるという。
セネガルとエクアドル、どちらも勝ったほうがベスト16に進めるという状況で始まったこの試合。前半42分にFWイスマイラ・サールがボックス内で倒されてPKを獲得すると、これを自らが決めて先制点を挙げた。後半22分にエクアドルのセットプレーの流れからMFモイセス・カイセドがゴールを挙げ試合を振り出しに戻すも、同25分にセネガルのDFカリドゥ・クリバリが豪快に右足のボレーシュートを叩き込み熱戦を制した。
こうしてベスト16進出の権利を手にしたセネガルだが、英紙「デイリー・ミラー」によるとチームは現在“調査”を受けており、その結果次第ではFIFAから処分が下される可能性があるそうだ。
事の発端は、エクアドル戦前日に行われた公式会見。記者会見では監督とチームから選手1名の出席が義務付けられているが、この日はなぜか選手が同席せず。アリウ・シセ監督1人だけで約40分の会見を終えることになった。記事によると、この“会見欠席”がFIFAの規約に違反するという。
選手が同席しなかった理由や具体的な処分内容などは報じられていないものの、同紙は「罰金処分になる可能性が非常に高い」としている。FIFAからの罰金処分といえば、先日もドイツ代表が1万スイスフラン(約145万円)の罰金が課されたばかり。悪しき前例があっただけに、チーム内から会見欠席に指摘の声などなかったのか気になるところだ。(FOOTBALL ZONE編集部)