前半15分、クロアチアがPK獲得かと思われたがVARの介入を経て取り消し
クロアチア代表は現地時間12月1日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第3戦でベルギー代表と対戦。前半15分にPKが与えられたが、VARの介入で直前にオフサイドがあったとしてPKは取り消された。米衛星放送「FOXスポーツ」が、「オフサイドコールのVARビュー」と公開している。
立ち上がりはキックオフからの流れでFWイバン・ペリシッチがシュートチャンスを得るなど、クロアチアが勢いよく入った。
そして前半15分、クロアチアはフリーキックの場面でゴール前にボールを入れると、こぼれ球をFWアンドレイ・クラマリッチが確保。そこに遅れて入ったMFヤニック・カラスコの足が絡んでしまい、クロアチアにPKが与えられた。しかし、ここでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。オンフィールドレビューの結果、セットプレーのキックの時点でオフサイドポジションにいた選手がプレーに関与しているとして、PKは取り消された。
それでも、ベルギーはブロックを形成して待ちのディフェンスを組み立てるクロアチアを崩すのに手を焼き、なかなか可能性を感じるシュートチャンスを作り出すことはできなかった。
PK取り消しのシーンに関して、「FOXスポーツ」はVARビューを公開。同局のロドルフォ・ランデロス記者は「もう少し“不当”だったサッカーが恋しい」とツイート。海外ファンからも「マジか」「美しいゲームを台無しにする」といった声が上がっていた。(FOOTBALL ZONE編集部)