ベルギー代表を率いるロベルト・マルティネス監督が、退任を表明した。12月1日にフランス紙『レキップ』などが報じた。
ベルギー代表は1日に行われたFIFAワールドカップカタール2022・グループF第3節でクロアチア代表と対戦。何度かチャンスを迎えながらも最後まで1点が遠く、0-0の引き分けに終わった。この結果、グループFはモロッコ代表が首位、クロアチア代表が2位で突破。前回3位のベルギー代表は敗退が決まった。
マルティネス監督は試合後、「これが私の最後の試合となり、チームにはさよならを言うことになった」と退任を発表。同監督とベルギーサッカー協会の契約は今月末までとなっているが、カタールW杯決勝トーナメント進出で1年の延長が可能なオプションが付いていたようだ。
現在49歳のマルティネス監督はスウォンジーやウィガン、エヴァートンとイングランドのクラブで監督を歴任し、2016年8月からベルギー代表の監督に就任。2018年のロシアW杯では3位入賞を果たした。しかし、主力の高齢化が進むなか、2021年のEURO2020では準々決勝で敗退。カタールW杯でも世代交代に失敗した影響が響き、ベルギー代表は24年ぶりに主要国際大会でグループステージ敗退となった。