前半45分、吉田がモラタを背後から倒してイエローカード判定

 日本代表は現地時間12月1日、カタール・ワールドカップ(W杯)ベスト16入りを懸けてグループリーグ最終戦でスペイン代表と対戦。前半12分に早くも先制点を許し、前半だけで3バックの3人がイエローカードを受けたなか、試合を中継する「ABEMA」で現地解説を務めるMF本田圭佑は、DF吉田麻也(シャルケ)へのイエローカード判定に対して「全然ファウルじゃない」と意見を述べた。

 日本はこのスペイン戦で勝利するか、引き分けた時の他会場の結果次第で突破という条件。序盤からスペインのボール保持を受け入れ、カウンターを狙う構えだった。

 しかし前半12分、右45度付近からのクロスをゴール前でFWアルバロ・モラタに打点の高いヘディングで叩かれて失点。いきなり苦しい状況に追い込まれてしまった。

 1失点で耐えていた日本は前半34分、1トップのFW前田大然(セルティック)を中心に連動したプレスをかけ、スペインを押し込む。GKウナイ・シモンをゴールライン際に追い詰め、前田がプレッシャーをかけに行ったが、冷静に右サイドに展開しされてチャンスを逃した。

 日本は前半を最少1失点でしのいたが、前半39分にDF板倉滉(ボルシアMG)、同44分にDF谷口彰悟(川崎フロンターレ)、同45分に吉田が立て続けにイエローカードをもらってしまう。

 とりわけ、前半終了間際に吉田とモラタが球際でマッチアップし、吉田が背後から密着するように寄せたなか、モラタは足を押さえるようにしてピッチに倒れ込み、主審は吉田にイエローカードを提示。吉田は感情を露わにして猛抗議するも判定は覆らなかったシーンに関して、本田は「全然ファウルじゃない」と意見を述べていた。(FOOTBALL ZONE編集部)