グループリーグでW杯優勝経験国のドイツ、スペインに逆転勝利

 日本代表はカタール・ワールドカップ(W杯)のグループリーグでドイツ代表とスペイン代表の2チームから逆転勝利を挙げ、E組1位で決勝トーナメント進出を決めた。英メディアは日本を「カムバックキング」と称している。

 日本はグループリーグ初戦でドイツを2-1で下す大金星を挙げた。続くコスタリカ代表との第2戦を0-1で落としたものの、運命の第3戦でスペインに2-1で勝利。勝ち点6を積み上げ、E組首位でベスト16入りを果たした。

 勝利したドイツ戦とスペイン戦はいずれも序盤から主導権を握られ、0-1でハーフタイムを迎える展開。そこから後半の選手交代で流れは一変。両試合でMF堂安律が同点ゴールを決め、ドイツ戦はFW浅野拓磨、スペイン戦はMF田中碧が決勝ゴールを奪った。

 データ会社「オプタ」によれば、同一大会中でハーフタイムにビハインドを背負った状況から逆転勝利で2勝したのは日本がW杯史上で3か国目。1938年フランス大会でのブラジル、1970年メキシコ大会でのドイツに次ぐ快挙だったという。この記録を受け、英衛星放送「スカイ・スポーツ」は日本を「カムバックキング」と称してその戦いぶりを絶賛した。

 W杯では初めて2大会連続で決勝トーナメントに駒を進めた日本。その脅威の反発力には英国メディアも感銘を受けていたようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)