日本代表の板倉滉が2日、インタビューに応じた。

　1日、FIFAワールドカップカタール2022のグループE第3戦で、日本代表はスペイン代表と対戦。試合は、11分にアルバロ・モラタの得点で先制されるも、48分に途中出場の堂安律、51分に田中碧がそれぞれゴール。その後、スペインの攻勢に晒された場面もあったものの、GK権田修一を中心とした守備陣が封殺。ドイツ代表との試合に続き、強豪国相手のアップセットを成し遂げた。

　試合後、板倉がメディア対応を行い、まずは試合を振り返った。

「（勝利は）嬉しかったですね。ドイツとスペインを倒してまずはグループステージを突破出来たので、チームを誇りに思います」

「（失点シーンで）クロス対応のところでズレが生じたのは事実ですし、対スペインに対してもそう。このW杯では大事なってくるところだったので、チームに迷惑をかけたと思いますけど、そこからブレずに1点で推移していればチャンス来ると信じてやっていたし、その結果、前の選手がああやって決めてくれたので、嬉しく思います」

「立て続けにやられないようにというところは意識してやっていましたね。やっぱりもう前に出るしかなくなったので、逆にそこははっきりしたかなと思いますし、それが本当に後半の開始早々ではまって、2点取れたっていうのは大きかったですね。

（ハーフタイムを経て、）もう行くしかない状況でしたし、どうにかまずは1点取らないといけないという状況だったので。非常に後半はいい入りをしたと思うし、その入りの中でまさか2点も取れたんで、非常にチームを楽にしてくれたし、そこからまたやることもはっきりして、もう守り切るっていうところにスイッチできた。あそこで失点しなかったのがよかったかなと思います」

　また、この試合で板倉は今大会2枚目のイエローカードを受けたことにより、決勝トーナメント1回戦のクロアチア代表との試合は出場停止に。カードを貰ったシーンについて質問が飛ぶと、「今、あそこをどうこう言っても仕方がないし、２枚もらったことは悔しい。次に出られないこともめちゃ悔しいですけど、他の選手に託してしっかりサポートに回りたいなと思います」と答えた。

　日本は6日0時からクロアチアと対戦。ここまで3試合フル出場の板倉を欠くのは痛いが、同選手の想いも背負い、“新しい景色”、ベスト8進出はなるか。