日本代表が大国スペインを相手に歴史的勝利を挙げた一方で、優勝候補の一角を担ったドイツ代表のグループステージ敗退も、驚きをもって世界中のメディアで報じられている。

 現地木曜日、カタールワールドカップ第3戦でドイツはコスタリカと対戦。ベスト16進出に向けて勝利しか許されない状況下で、激しい撃ち合いを4-2で制した。しかし、勝点4でスペインと並んだものの得失点差で後塵を拝し、グループ3位が確定。過去4度の優勝を誇る大国が、2大会連続でのグループステージ敗退という屈辱を味わった。

 試合後、ミックスゾーンで取材に応じたのが、ドイツ代表のFWニクラス・フュルクルクだ。第2戦のスペイン戦で値千金の同点ゴールを決めた29歳は、「現実に打ちひしがれている。あまりにも厳しい結果に立ち直れない」とコメント。そして早期敗退の要因を問われると、次のように答えた。
 
「ドイツが予選を突破できなかったのは、このコスタリカ戦とは関係ないよ。すべてはあの初戦の日本戦だ。あの敗北がすべてだった。僕たちはたくさんの問題を抱えてしまって、後半に2ゴールを奪われ、取り返しのつかない結果を招いたんだ。あまりにも決定的なゲームになってしまった……」

 ブレーメンのエースストライカーは「本当に痛々しい結果だ。感情を表現するのが難しいよ。この現実を受け入れるのには、かなりかなり長い時間が必要だと思う」と言葉を振り絞り、肩を落とした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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