ドイツとスペインに勝利した日本、残した記録を海外メディアが特集

 森保一監督率いる日本代表は、カタール・ワールドカップ(W杯)でグループリーグ首位通過を決めたなか、韓国紙「スポーツ京郷」は「『ドイツ・スペイン撃破』日本、6つの記録」を特集している。

 今大会の日本は初戦で強豪ドイツ代表に先制されながらも2-1と逆転勝利。続くコスタリカ代表戦は0-1と惜敗したものの、第3戦のスペイン代表戦も先制されながら2-1と逆転勝利を収めた。この結果、日本が1位、スペインが2位で突破を決めた一方、ドイツが3位、コスタリカが4位でそれぞれ敗退している。

 記事では「日本が6つの記録を打ち立て、世界を驚かせた」と紹介。1つ目が「日本は歴代W杯最低ボール保持率での勝利をマーク。日本のボール支配率は17.7%で、2018年ロシアW杯で韓国が記録した26%より低い数値だった」と記している。

 2つ目は「日本はアジアで初めてW杯2大会連続ベスト16入りを果たした国になった」という点だ。また3つ目が「日本はW杯単一大会でドイツとスペインに勝った2番目のチーム」と紹介。1978年W杯でオーストリアが1次リーグでスペインに2-1、2次リーグで西ドイツに3-2で勝利していた。

 4つ目は「日本は前半で負けていた試合を2度覆した3番目のチーム」であり、1938年フランスW杯でブラジル、1970年メキシコW杯でメキシコがこの記録を成し遂げたと言及。さらに5つ目は「日本はW杯史上、アジア諸国で最多7勝」としている。

 そして6つ目は「日本はアジア初の海外W杯グループリーグ1位という金字塔を打ち立てた」という点だ。2002年日韓W杯で韓国がグループ首位通過を果たしたものの自国開催であり、自国開催以外では今回の日本が初となる。

 さまざまな記録を残した森保ジャパン。12月6日の16強でクロアチア代表と対戦するなか、“日本史上初のベスト8進出”という偉業を成し遂げることができるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)