FIFAワールドカップカタール2022・グループE第3節(最終節)が12月1日に行われ、スペイン代表は日本代表に1-2で敗れた。スペインメディア『マルカ』が、試合後のセルヒオ・ブスケツ(バルセロナ)のコメントを伝えている。

 今大会初陣のコスタリカ代表戦で7-0と大勝を飾ったスペイン代表は、続くドイツ代表との一戦を1-1のドローで終え、日本代表戦を引き分け以上で終えれば決勝トーナメント進出が決まる状況だった。試合は12分にアルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)のゴールで早々とスペイン代表が先制したものの、後半に入ると立て続けに2失点。最後まで同点弾を決めることはできず、試合はこのままタイムアップを迎えた。スペイン代表は今大会初黒星を喫したものの、初戦でゴールショーを披露した影響で、最終節を勝利で飾ったドイツ代表を得失点差で上回ることに。2位で決勝トーナメント進出を決めていた。

 試合を振り返ったブスケツは、「僕らは終始試合をコントロールしていたと思うが、相手はしっかりとカウンターアタックの機会を狙っていた。2位ではなく1位でグループを終えたいと思っていたから、結果は残念だ」と落胆した。一方、「大会はまだ続き、ラウンド16のモロッコ代表戦がすぐにやって来る。非常に難しい試合になるだろう」と、6日に控えた決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)のモロッコ代表戦にも触れている。

 続けて、ブスケツは「ライン間のパスをうまく封じられ、危険なエリアに侵入してチャンスを作り出すことができず、僕らは気持ち良くプレーできなかった」と語り、日本代表の守備ブロックを崩せなかった原因の1つに言及。「もちろん、試合前からこのような展開になることは予想できた」と話しつつも、「あの2ゴールは間違いなく日本代表に自信を与えてしまった」と、後半立ち上がりに喫した2つの失点が日本代表に勢いをもたらしたと述べている。