カタール・ワールドカップ(W杯)グループH最終節、ガーナ代表vsウルグアイ代表が2日に行われ、2-0でウルグアイが勝利した。

前節の韓国代表戦を3-2と打ち勝った2位ガーナ(勝ち点3)は、韓国戦で2ゴールを挙げたクドゥスの他、アイェウ兄弟、イニャキ・ウィリアムズが先発となった。

一方、前節ポルトガル代表戦を0-2と競り負けた最下位ウルグアイ(勝ち点1)は、スアレス、ヌニェス、ペリストリの3トップとする[4-3-3]で臨んだ。

勝利しなければ決勝トーナメントへの道が開けないウルグアイが立ち上がりからハイプレスをかけていく展開に。

しかし16分、ガーナがPKを獲得する。ジョルダン・アイェウがカットインから枠内シュートを放ち、GKが弾いたところをクドゥスが突進。ロチェよりも早くボールに触って倒されると、VARが入ってPK判定となった。だが、キッカーのアンドレ・アイェウはシュートをGKロチェに止められガーナは先制のチャンスを生かせない。

失点を免れたウルグアイは23分に絶好機。敵陣高い位置でヌニェスがボールを奪った流れからシュートに持ち込んだが、枠を捉えたチップキックシュートはゴール前へ懸命に戻ったサリスに阻まれた。

それでも26分、ウルグアイが先制する。ヌニェスの右クロスを受けたスアレスがシュートに持ち込むと、GKジギのセーブに阻まれるもルーズボールをデ・アラスカエタが頭で押し込んだ。

さらに32分、見事な連係でウルグアイがリードを広げる。ペリストリ、ヌニェス、スアレスとつなぎ、浮き球パスをボックス左のデ・アラスカエタがボレーで叩き込んだ。

ハーフタイムにかけてもウルグアイが主導権を握り、2点のリードで前半を終えた。

迎えた後半、アイェウ兄弟を下げてブカリとスレマナを投入したガーナが前がかる展開となった中、ウルグアイは66分、スアレスに代えてカバーニを投入した。

そのウルグアイが2点のリードを保つ展開で推移したものの、他会場で韓国がポルトガルに逆転したことでグループズテージ突破のためにはあと1点が必要となってしまう。

慌てて猛攻を仕掛けるウルグアイだったが、8分の追加タイムでも1点が遠く2-0のままタイムアップ。4大会連続決勝トーナメント進出はならなかった。