現地時間12月2日、カタール・ワールドカップ(W杯)のグループステージ(G組)第3節で、2位のスイス(勝点3)と最下位のセルビア(同1)が激突した。
ピクシーことスコイトビッチ監督の下、逆転での突破を目ざすセルビアは11分、ジブコビッチがペナルティエリア手前から鋭いシュートを放つが、惜しくも左ポストを叩く。
やや押され気味だったスイスだが、20分にシャキリが左足で叩き込み、幸先よく先制点を奪う。
ただ、勝つしかないセルビアはすぐさま反撃。26分にエースのミトロビッチがヘッドで押し込み、同点に追いつく。勢いに乗った東欧の雄は35分にも、ヴラホビッチが絶妙なコントロールシュートで流し込み、あっという間に逆転に成功する。
早くもオープンな展開となるなか、スイスは44分にエムボロが同点弾を奪取。2-2として前半を終えると、後半開始直後の48分にはフロイラーがネットを揺らし、一歩前に出る。
その後は崖っぷちのセルビアが攻勢をかけ、チャンスも作るが、ゴールは奪えず。時間だけが経過していき、次第に焦りが広がる。
82分にはスイスがペナルティエリア手前の好位置でFKを獲得。少しボールを動かしてからアカンジが右足で狙うも、枠を捉えきれない。
結局、白熱の一戦はこのまま3-2でタイムアップ。逃げ切ったスイスが勝点3を積み上げ、2位で決勝トーナメント進出を決めた。セルビアは98年大会以来、24年ぶりの16強入りとはならなかった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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