ウルグアイ代表の新監督候補に、アルゼンチン人指揮官マルセロ・ビエルサ氏の名前が挙がっている。2日にアルゼンチンメディア『TyCスポーツ』が報じた。

 ウルグアイ代表はFIFAワールドカップカタール2022南米予選で苦戦を強いられ、昨年11月に長期政権を築いたオスカル・タバレス前監督を解任。同年12月に就任したディエゴ・アロンソ監督の下で巻き返しに成功して、本戦出場権を獲得した。

 FWルイス・スアレスやFWエディンソン・カバーニら4大会連続出場のベテラン、MFフェデリコ・バルベルデやFWダルウィン・ヌニェスら期待の若手を擁したメンバーには期待が集まったが、本大会では深刻な得点力不足に悩まされた。初戦で韓国代表とスコアレスドローに終わり、2戦目はポルトガル代表に0-2で敗戦。3戦目こそガーナ代表を2-0で破ったものの、総得点差で決勝トーナメント進出を逃した。

 D・アロンソ監督の契約は2025年末まで残っているものの、ウルグアイサッカー連盟の上層部は結果を受け、同監督との契約解除を検討している模様。そして、その場合の後任候補として、ビエルサ氏の招へいを第一に考えているようだ。

 現在67歳のビエルサ氏は、稀代の戦術マニアとして知られ、アルゼンチン代表やチリ代表、アスレティック・ビルバオ、マルセイユ、リールなどで監督を歴任。2018年夏からはリーズを率いていたが、今年2月に解任されてからはフリーが続いている。