決勝トーナメント1回戦でB組2位のアメリカ代表と対戦

 カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦が現地時間12月3日に行われた。A組1位のオランダ代表はB組2位のアメリカ代表を3-1で下し、ベスト8に駒を進めた。

 キックオフ直後はアメリカが勢いを持って攻めに出ていき、3分にはオランダの最終ラインのズレを突いて抜け出したMFクリスティアン・プリシッチが決定機を迎えた。しかし、シュートはGKアンドリース・ノッペルトの好セーブに防がれた。

 すると同10分、オランダが自陣からパスをつないで右サイドへ素早い展開。オーバーラップしたDFデンゼル・ダンフリースがクロスを送り、これをFWメンフィス・デパイが蹴り込んで先制した。今大会初ゴールのデパイは代表通算43得点で、同国の歴代単独2位に浮上した。

 その後もアメリカがボールを保持する時間は続いたが、5-3-2で手堅く守るオランダはアメリカの攻撃を跳ね返し続けた。そして前半アディショナルタイム1分、再び右サイドのダンフリースの折り返しからDFダレイ・ブリントが右足で追加点を奪った。

 後半に入ると得点を奪わなければならないアメリカがより一層前掛かりになったことで試合はオープンな展開に。そして後半31分、MFクリスティアン・プリシッチの折り返しからFWハジ・ライトが決めてアメリカが点差を縮めた。

 それでもそのわずか5分後、オランダはブリントのクロスから前半2アシストのDFダンフリースがダメ押しゴールをゲット。両ウイングバックが躍動したオランダが3-1でアメリカを下した。

 3位だった2014年ブラジルW杯以来の出場を果たした“オレンジ軍団”がベスト8へ。準々決勝ではC組1位のアルゼンチン代表とD組2位のオーストラリア代表の勝者と対戦する。(FOOTBALL ZONE編集部)