現地時間12月3日、カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦でオランダ代表とアメリカ代表が対戦。3-1でオランダが勝利を収めた。
2勝1分でグループAを首位通過したオランダと、1勝2分でグループBを2位で突破した無敗同士の一戦。最初にチャンスを迎えたのはアメリカだった。
3分、裏に抜け出したプリシックが右足で放ったシュートは、GKノペルトに左足で防がれる。
先に試合を動かしたのはオランダ。押し込まれる展開なか、速攻から先制点を奪う。10分、右サイドで受けたドゥムフリースがゴール前へマイナスに折り返す。これに反応したデパイが右足を振り抜き、ゴール左に突き刺す。
先制したあともオランダは相手にボールを保持される時間が続く。それでもコンパクトな守備で対応し、中盤でボールを奪い、鋭いカウンターを繰り出す。
そして45+1分には、右サイドでのスローインの流れからドゥムフリースがグラウンダーのクロスを供給。これをブリントが右足でゴールに流し込み、追加点。オランダが2点をリードして前半を折り返す。
後半は攻守が激しく入れ替わる見ごたえのある展開に。アメリカは9分、レイナの横パスをペナルティエリア手前で収めたマッケニーのシュートはクロスバーの上に外れる。
オランダは61分、アタッキングサードでの細かい繋ぎから最後はデパイが右足で狙うも、シュートはGKターナーの正面に。
一進一退の攻防が続くなか、アメリカが1点を返す。76分、プリシックの右サイドからのクロスにライトが触り、軌道が変わったボールがそのままゴールに吸い込まれた。
攻勢を強めたアメリカだったが、81分に一瞬の隙を突かれ、ドゥムフリースに決められて痛恨の失点。アメリカは最後までビハインドをはね返すことができず、オランダが3-1の快勝でベスト8進出を果たした。
オランダは現地時間12月9日に準々決勝で、アルゼンチン対オーストラリアの勝利チームと対戦する。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【動画】オランダが幸先よく先制! 右サイドからの折り返しをエースのデパイが決めきる ※投稿の白地部分をクリック