スペイン代表MFロドリ(マンチェスター・C/イングランド)が、6日に行われるFIFAワールドカップカタール2022・ラウンド16のモロッコ代表戦に向けて意気込みを示した。4日にスペイン紙『マルカ』がコメントを伝えた。

 1日に行われたグループE第3節日本代表戦では、序盤にアルバロ・モラタのゴールで先制したものの、後半立ち上がりに2失点を喫して逆転負けを喫した。ロドリは同試合を振り返り、「僕らは野心を持って臨んだが、10分で試合は終わってしまった。少しパニックに陥ったんだ。僕たちは次の段階に進むのには値すると思うし、僕たちにとってはいい薬になった」とコメント。「ルイス・エンリケ監督も言ったように、あの3分間を除いては、僕たちがグループのトップだった。それがサッカーだ。彼らは多くの場面で集中力を保ち、僕たちには流動性とフィニッシュの精度が欠けていた」と語った。

 1失点目は自陣深くに日本代表を誘い出してから大きく展開しようとしたが、結果的に高い位置でボールを失い、堂安律に強烈なミドルシュートを決められた。それでもロドリは、「サッカーにミスはつきものだ。日本はとてもプレスが上手かった。何があっても、僕たちは自分たちの哲学にこだわり続ける。僕たちは神が細部に宿ることを知っている」と、自分たちのスタイルに絶対の自信を示している。

 次に対戦するモロッコ代表は、各ポジションにタレントを揃え、グループFではクロアチア代表やベルギー代表をおさえて首位通過を果たした。ロドリは「ワールドカップの試合を見る限り、手強い相手だろう。彼らは集団として非常によく機能しており、非常にタフな試合になるだろうし、互角に戦ってくるはずだ。今大会で最も強い相手の一つであるモロッコを突破するためには、ハードワークが必要だ」と警戒し、次のように意気込みを示した。

「ラウンド16に入れば、グループステージでの成績は関係ない。これからは、新しい戦いが始まる。日本戦は10分しか崩れなかったし、そんなに改善する必要はない。僕たちは失敗から学び、最高の喜びを感じながらトレーニングに励んでいる。日本戦の終盤には深刻な状況もあったが、僕たちはベスト16に残っている」