「ミキッチ選手と一緒に仕事をして…」“情報漏れ”警戒のジョークは不発に終わる

 カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦で日本代表は、クロアチア代表と対戦する。前日会見に臨んだ森保一監督が、クロアチアの印象について語った。

 クロアチアは、2018年のバロンドール受賞者のMFルカ・モドリッチを筆頭に、世界のトッププレーヤーを多くそろえている。クロアチアメディアから「前回大会で敗れたベルギー代表よりも、クロアチア代表と戦えることが良かったか?」という質問を受けた森保監督は「できれば、どことも当たらずに勝ち進めたらいい」と冗談を飛ばしたうえで、クロアチアについて考えることを明かした。

「クロアチアに関しては世界的にもトップクラスの選手がいて、ロシアW杯でファイナリストになった素晴らしいチームです。明日は勝利を目指して戦うことに変わりはないが、リスペクトしているチームでもあります。チームの印象は、非常に賢く戦える試合巧者。いろいろな試合の流れに対応できる。ロシアW杯でも延長戦を3試合で決勝に行った。今回も0-0の引き分け2つと勝利で、我慢強く勝利をものにできるタフなチーム。明日の試合は間違いなく難しくなる。選手たちも強い相手だからこそ、戦いを楽しみにしている」と、試合の展望も語った。

 そして、「私もいろいろなクロアチアの選手や指導者と接してきた」と言い、「私は広島でミキッチ選手と一緒に仕事をして、彼と素晴らしい思い出ができた。彼からいろいろな情報が漏れないといいと思います」と、サンフレッチェ広島の監督時代に指導していたサイドアタッカーからの情報漏れを警戒したが、不思議そうな海外メディアの反応を見て「これはジョークです」と付け加えていた。(FOOTBALL ZONE編集部)