クロアチア代表DFヨシプ・ユラノヴィッチ(セルティック/スコットランド)が、同国代表が誇る”自慢の中盤”への信頼を口にした。11日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。
モロッコ代表、ベルギー代表、カナダ代表と”難敵”が集ったグループFを1勝2分・勝ち点「5」の成績で2位通過したクロアチア代表。決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)では日本代表にPK戦の末に勝利。続く準々決勝では優勝候補筆頭との呼び声も高かったブラジル代表を、またもPK戦の末に撃破し、2大会連続となるベスト4進出を決めた。
ここまで全5試合にフル出場し、右サイドで存在感を放っているユラノヴィッチは「僕たちの強さの秘密は、全員が本当の家族のように結束し、最初の1分から最後の1分までお互いに息を合わせて戦っていることだ」とコメントしつつ、ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード/スペイン)、マテオ・コヴァチッチ(チェルシー/イングランド)、マルセロ・ブロゾヴィッチ(インテル)が構成するクロアチア代表”自慢の中盤”への信頼を次のように語った。
「ルカ(・モドリッチ)、マルセロ(・ブロゾヴィッチ)、マテオ(・コヴァチッチ)はクロアチア史上最高の中盤だよ。次にこのレベルの中盤が実現するのは何年先になるかわからない。彼らにボールを渡すことは銀行にお金を預けるよりも安全だ。彼らと一緒にプレーすれば試合はより簡単になる。ドレッシングルームを共有し、彼らから知識を得られることは幸運なことだよ」
悲願の優勝まであと2勝と迫ったクロアチア代表。決勝進出を懸けた準決勝では南米の強豪アルゼンチン代表と対戦する。ユラノヴィッチは「家族に幸せにし、誇りを持って、そして胸を張って家に帰りたいと思っている。それはアルゼンチンの選手たちも同じだろうけどね。僕たちは小さな国だけど、大きなハートを持って戦うよ」と前置きしつつ、「何も恐れることはない。自分たちを見つめ直し、監督と共に相手チームを分析し、どのようにプレーするかを決めたいと思っている」と強敵撃破への意気込みを語った。
アルゼンチン代表vsクロアチア代表の準決勝は、日本時間の14日午前4時にキックオフを迎える。