「スペイン戦は戦力にならなかった」とも明かす
DF酒井宏樹(浦和)が間に合った。カタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦に向けた前日練習を終え、クロアチア戦のピッチに立てる状態にあることを明かした。
酒井は左太ももの違和感により、グループリーグ初戦ドイツ戦(2-1)以降はしばらく別メニューが続き、グループリーグ終了後の12月4日のトレーニングから全体練習を行っていた。この日の取材で「自分としてはもう試合には出られるところまで回復した。怪我をしてみて、割とちゃんとした怪我をしていたので、ここまで早く戻ってこれると思いませんでした。前の試合の前日にも話しましたが、治すことに力を注いでくれた方々に感謝したいと思います」と語った。
全体練習にどの程度、合流できたのかという質問にも「昨日から全部合流しています」と明かし、「スペイン戦はどう考えても戦力にならなかった。そういう意味ではちゃんと26人、(板倉)滉は出場停止ですが、25人の中にはしっかり入れた感じ。もう1試合チャンスをくれたチームメイトには感謝しかない。1試合と言わず、まだまだ戦いが続くことを祈っていますし、それをみんなで成し遂げたい」と、クロアチア戦の勝利を見据えた。
守備的な選手ではDF冨安健洋(アーセナル)も、クロアチア戦には間に合う見込み。新しい景色を見るために、絶対に勝たなければいけない試合に向けて、日本に追い風が吹いてきた。(FOOTBALL ZONE特派・河合 拓 / Taku Kawai)