決勝トーナメント1回戦でポーランド相手に2ゴールを挙げて勝利に貢献

 フランス代表のFWキリアン・ムバッペは現地時間12月4日、カタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦のポーランド代表戦で2得点を決め、3-1の勝利の立役者となった。23歳でW杯通算8得点を越えた史上初の選手となった。

 グループリーグD組を1位で通過したフランスは、C組2位のポーランドと激突。前半44分にムバッペのスルーパスに抜け出したFWオリビエ・ジルーのゴールで幸先よく先制した。

 後半も一方的に攻め込み、迎えた同30分、ムバッペはゴール左から強烈な右足のシュートを突き刺して追加点を奪った。今大会4点目となる。

 データ会社「オプタ」によれば、ムバッペは24歳を迎える前にW杯で8得点以上を決めた史上初の選手になったという。19歳で出場した2018年のロシアW杯でも4得点をマーク。規格外の活躍を見せるストライカーは「モンスター」と称されている。

 ムバッペはさらに後半アディショナルタイム1分にも弾丸シュートでダメ押し点をゲット。今大会5点目、W杯通算は9点目となった。3日に行われたアルゼンチン代表対オーストラリア代表の試合でFWリオネル・メッシがW杯通算9点目を決め、あのディエゴ・マラドーナ氏(8得点)を越えたと話題になったが、23歳の若き点取り屋は2度目の大舞台でメッシに肩を並べてしまった。

 史上3か国目のW杯連覇を目指すフランスを今大会もムバッペが力強く牽引している。この男を止められるチームはあるのだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)