レアル・マドリーのベルギー代表GKティボー・クルトワが早期敗退に肩を落とした。
ユース世代の育成改革が実を結び、近年はヨーロッパトップレベルの強豪国として地位を確立していたベルギー。カタール・ワールドカップ(W杯)に向けてはメンバーの高齢化や、エースのFWエデン・アザールのコンディション不良など不安材料も多かったが、前回大会の3位を越える成績が期待されていた。
初戦のカナダ代表戦では1-0で白星スタートを飾ったが、続くモロッコ代表戦は0-2の敗戦。第3節のクロアチア代表戦ではゴールレスドローに終わり、まさかのグループステージ敗退という結果となった。
早すぎる敗退を受け、守護神クルトワはスペイン『アス』のインタビューで落胆した様子を見せた。
「今回のW杯でも、ユーロでも、自分たちらしくない少し恥ずかしいパフォーマンスとなってしまった。誰がチームに残って、誰が去るのかはわからないよ。3月にはすでにユーロの予選がある。フットボールにおける時の流れは早いね」
「何も勝ち取っていない現状では、黄金世代を名乗るのは難しい。僕たちは黄金世代ではない。ヨーロッパ中から才能ある、素晴らしい選手が集まっている世代ではあると思うけどね」
一方で、2026年に開催される次回大会に向けては「それが僕の目標だよ。僕らの世代はまだ大丈夫だと思うし、これから出てくる選手もいる。僕が代表を引退するのは、今回ではなく、もっと良いタイミングであってほしいと願っているよ」ともコメント。出場へ意欲を示した。