初のW杯ベスト8へインテル戦士の再会にイタリアも注目
5日に行われるFIFAワールドカップ・カタール大会決勝トーナメント1回戦、日本代表VSクロアチア代表の一戦にはインテルのサポーターも注目しているのではないだろうか。現在所属するクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチ、過去に所属していたMFマテオ・コバチッチ、イヴァン・ペリシッチ、そして日本にも元インテルのDF長友佑都がいる。
この一戦を前に長友のキャリアを振り返ったのは伊『Gazzetta dello Sport』だ。2011年から7年間インテルでプレイした長友は、何度もライバルとの戦いを制して左サイドバックのポジションを守ってきた。出場機会を失うこともあったが、そのたびに必死のアピールでポジションを奪い返していたのが印象的だ。セリエAの名門インテルで7年もプレイするのは普通のことではない。
「インテルでの7年間、ユウトはインテルのドレッシングルームで最も愛された選手の1人だった。3冠達成から再びチャンピオンズリーグの舞台へ戻るまでの間、長友は欠かせない存在だった。アルバロ・ペレイラ、ドド、アレックス・テレスらは全員ユウトに負けた。インテルで210試合もプレイするのは偶然ではない。彼は愛されているが、何よりも偉大なフットボーラーだ」
ドレッシングルームの愛されキャラは今の日本代表でも変わらない。ベテランとしてチームをまとめると同時に、チームの盛り上げ役でもある。今大会は試合途中でベンチへ下がるケースが続いているが、それでも長友を超える左サイドバックはいない。インテルで通算210試合をこなしてきた経験値は圧倒的だ。
日本史上最高のレフトバックとして史上初のワールドカップ・ベスト8を実現するのか。さらなる上の世界を目指し、36歳の長友は走り続けている。