W杯本戦では合計23分のみ出場

 森保一監督率いる日本代表は現地時間12月5日、カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦する。MF南野拓実はここまで、本戦で計23分しかプレーしていないが、この現状に海外メディアも日本の10番に注目している。

 グループリーグでは第2戦のコスタリカ代表戦で0-1の敗戦をしたものの、初戦ドイツ戦(2-1)、第3戦スペイン代表戦(2-1)の逆転勝利で日本は見事グループE首位突破を果たす。しかし南野はドイツ戦とコスタリカ戦の終盤に出場したのみ。厳しい現状が続いている。

 米紙「Infobae」では「南野はクロップ監督のもとでは爆発的な活躍ができず、モナコに移籍した。カタールW杯は彼の贖罪の場となるはずだったが、今のところほとんど注目されることはない」とレポート。さらにクラブで不調の選手が「W杯で低迷していたキャリアを後押ししてくれるケースも少なくない。しかし時に上手くいかない」とすでに敗退したベルギー代表MFエデン・アザールを引き合いに南野について考察している。

 記事では「今のところ、モナコの選手もアザールと同じ道を歩んでいる。しかし、ベスト16のクロアチア戦では自分の正当性を証明する最後のチャンスを得ることができるだろう」と指摘。さらに「南野は欧州での公式戦で合計82ゴールを記録。日本代表のトップスコアラーでもある」とその得点力に再注目し、「南野にとって最後のチャンス。たとえ数分であっても、彼はゲームに革命を起こすことができる」と決勝トーナメントでの爆発に期待を寄せていた。(FOOTBALL ZONE編集部)