延長前半15分、自陣でボールを受けてドリブルで持ち運んでシュート
森保一監督率いる日本代表は、現地時間12月5日に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦。1-1のまま90分間を戦い抜き、延長戦に突入しているなかで、延長前半にMF三笘薫が自陣からドリブルで持ち込んでシュートを放つ見せ場を作り、「ABEMA」でカタールW杯プロジェクトのGM(ゼネラルマネージャー)を担当するMF本田圭佑は、「W杯が終わったらビッグクラブでしょ」と称えた。
立ち上がりは強くプレスに出た日本は、MF伊東純也からの低いアーリークロスにFW前田が飛び込む形でチャンスを作った。今大会で勝利したドイツ代表やスペイン代表との試合に比べ、日本がボールを最終ラインからつないで攻撃につないでいく回数が増やせた一方で、奪われた後の速攻を仕掛けられる場面もある一進一退の展開になった。
時にシンプルな前線へのボールを織り交ぜるクロアチアがゴール前に迫る回数が増えていったが前半終了間際の43分、日本は右コーナーキックからショートでつなぎ、堂安が角度を作った状態から中央へクロス。そのこぼれ球を前田が蹴り込んだ。日本が先制点を奪い、1-0でハーフタイムを迎えた。
交代なしで突入した後半、日本は同10分に失点を喫する。DFデヤン・ロブレンが右サイドの敵陣中央から右足でクロスを上げると、ペナルティーエリア中央で反応したMFイバン・ペリシッチが頭で合わせ、同点に追い付いた。
1-1のまま延長戦に突入したなか、同前半15分、途中出場の三笘が自陣でボールを受け、スピードに乗ったドリブルで持ち上がる。三笘はそのまま敵陣ペナルティーエリア手前まで運び、右足を一閃。シュートは相手GKにセーブされてしまったが、見せ場を作った。
「ABEMA」で現地解説を務める本田は、「きたー。うわーーー。あそこから中に来れるんですね。(シュートを)ど真ん中に蹴っちゃったんだ」と興奮気味。さらに、「三笘さんのプレーヤバい。W杯が終わったらビッグクラブでしょ」と太鼓判を押した。(FOOTBALL ZONE編集部)