現地時間12月5日、カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦で、日本はクロアチアと対戦。PK戦の末に敗れた。
日本初のベスト8進出がかかる一戦で、伊東純也は右のウイングバックで先発。途中からシャドーに入るなど、延長まで120分間をフル出場。43分に前田大然が決めた先制点では、デザインされたCKにも絡んだ。
試合後の取材に応じた伊東は、前田の先制点について「練習でやっていた形」と明かし、「良い形で(前田)大然の所にこぼれて、ゴールになって良かった」と振り返る。1-0で迎えたハーフタイムでは「しっかり守って0(点)で抑えつつ、『もう1点取りに行こう』」と話していたという。
一方、55分に自身が競り合っていたイバン・ペリシッチに決められた同点弾については、「クロスが上がった時に、トミ(冨安健洋)と自分のちょうどマイナスの所で、頭で合わされてしまった。悔しい。(ヘディングシュートは)想定内だった。トミか自分でしっかり対応しなければならなかった」と悔やんだ。
また、クロアチアに対しては「やりづらさは無くて、自分たちがしっかり守って、ボールを握れる時間もあった」として、「もう1点取れなかったのが良くなかった」と語る。
同点で迎えた延長戦では、「もっと仕掛けたい、走れると思っていた。相手のサイドバックが足をつりかけて疲れていたので、ボールを受けられれば行けると思っていた」。だが「ルーズボールを拾えないで、(浅野)拓磨のところでも上手く収まらないで。というのが続いて、延長戦が終わってしまった」。
グループステージではドイツ、スペインを連破し、勢いを持って挑んだクロアチア戦。世界の舞台で日本が示した戦いを自負しつつ、「でも、今日負けてしまったので本当に残念」と唇を噛んだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【W杯PHOTO】日本 1(1PK3)1 クロアチア|またしても初のW杯ベスト8進出には届かず...PK戦にもつれる激闘の末敗退