日本から3人、韓国から2人を選出
カタール・ワールドカップ(W杯)では日本代表、韓国代表、オーストラリア代表と3チームが決勝トーナメントに進出するなど、アジア勢の躍進がトピックとなった。そのなかで香港英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は「アジアのベストプレイヤー5人」として、アジア人選手の活躍を特集している。
カタールW杯で日本はドイツ代表、スペイン代表にいずれも逆転勝利を収め、グループ首位で決勝トーナメントに進出。1回戦でクロアチア代表にPK戦の末に敗れたが、大きな爪痕を残した。また、韓国とオーストラリアもグループリーグを突破し、アジア勢3チームが決勝トーナメントに進出した。
「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は「日本と韓国はそれぞれクロアチアとブラジルに敗れたものの、献身性とスキルによって世界的な名声を高めた」と称賛。地域としてはオセアニアのオーストラリアを除く日本と韓国から、5人の選手を「ベストプレイヤー」として選出している。
まず日本から選ばれたのは、DF吉田麻也(シャルケ)だ。「日本代表の手本となった。得点はなかったが、クロアチア戦の先制点をアシスト。自身もミスして敗戦となったPK戦後の涙は、どれだけのプレッシャーに晒されていたかを物語っていた」と評した。
そして2人目はMF遠藤航(シュツットガルト)。特にドイツ戦のプレーを高く評価し、「守備的MFとして手堅いパフォーマンスが称賛され、29歳で全盛期にあることをスプリント数とブロック数の数字で示した」とされている。
日本からの3人目はMF鎌田大地(フランクフルト)で、「彼にとって最も影響力のあるW杯ではなかった」としつつも選出。「4試合全てに出場しており、欧州クラブが獲得レースを繰り広げることも不思議ではない」としている。
韓国からは2人が選出され、FWソン・フンミン(トッテナム)とFWチョ・ギュソン(全北現代)となった。ソン・フンミンは「国の誇りを象徴している」、チョ・ギュソンは「ガーナ戦の素晴らしいゴールで有名になった」と紹介された。(FOOTBALL ZONE編集部)