森保一監督率いる日本は12月5日、PK戦の末にクロアチアに敗れ、カタール・ワールドカップでベスト16敗退となった。
前半終盤に前田大然のゴールで先制した日本だが、後半にイバン・ペリシッチの同点弾を献上。延長戦でも決着がつかず、迎えたPK戦で、南野拓実、三笘薫、吉田麻也が失敗して敗れている。
イタリア紙『Gazzetta dello Spot』は、採点記事で日本をクロアチアと同じ6.5点と評価。日本のベストプレーヤーには鎌田大地を選出し、日本のワーストプレーヤーには冨安健洋を選んだ。
同紙の採点は以下のとおりだ。
【GK】
権田修一 6.5点
「ペリシッチ(2回)とモドリッチを相手に素晴らしいセーブ。だが、PK戦ではポストに救われたのみ」
【DF】
冨安健洋 5.5点
「良い試合だったかもしれないが、最初のピンチでもペリシッチの得点場面でも、カギとなるようなネガティブな場面には彼がいた」
吉田麻也 6点
「後方のベストプレーヤーだっただろう。司令塔で、顔を上げ、先んじていた。だがPK戦で失敗」
谷口彰悟 6点
「エリア内でピンチを救った素晴らしい場面。苦しむところもあったが、裏切ることはなかった。クラマリッチ相手は簡単だった」
【MF】
伊東純也 6.5点
「継続的にプッシュ。常に明晰だったわけではないが、右サイドの“掘り下げ”後は2列目と、120分を通じて走った」
遠藤航 6.5点
「経験のあるセントラルMF。日本の真の支え。常にやるべきことを分かっている。素晴らしいシュートもあった」
守田英正 6点
「エンドウと並び、モドリッチにフェノーメノ(怪物級の仕事)をさせなかった」
長友佑都 6点
「たくさん仕事し、いつものように交代。この上なく信頼できる」
堂安律 6.5点
「ダッシュ、カットイン、トライアングル。バリシッチを苦しめた。グバルディオルがいたのはクロアチアにとって幸運」
鎌田大地 6.5点
「エレガントで、顔を上げ、攻撃の司令塔。常に彼には解決策があった。交代して味方に期待するようになったのは、疲れていたからというにすぎない」
【FW】
前田大然 6.5点
「ゴール前で得点し、常に正確なわけではなかったが、多くの仕事をこなした」
【交代出場】
MF
三笘薫 6.5点
「ナガトモと交代。彼もPK戦で失敗したが、それ以前は左サイドで継続的に相手を苦しめた。クロアチアは彼を止められなかった」
FW
浅野拓磨 5.5点
「世界を真っ二つにしようと望んだが、同僚より悪かった。しかし、PK戦では成功(役立たなかったが)」
DF
酒井宏樹 6点
寸評なし
FW
南野拓実 5.5点
「もっと早く投入でもよかった。縦や裏を狙ったが、PK戦では失敗」
MF
田中碧 5.5点
「最後の15分をプレーしたが、試合に入れなかった」
【監督】
森保一 6.5点
「ドイツとスペインを倒し、クロアチアに負けたのもPK戦の末。一発かますことはできなかったが、交代や選手の役割を管理して120分まで至った」
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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