FIFA ワールドカップ カタール 2022では、多くのトッププレイヤーが至極のプレーで観るものを魅了した。今回はクロアチア代表GKリバコビッチが今大会で魅せた4つの「PKストップ」を振り返る。
準優勝を成し遂げた2018年の前回大会に続き、今大会もクロアチア代表は2度のPK戦を制した。その原動力となったのがクロアチア代表GKリバコビッチだ。
PK戦を含まないフルタイムの試合でも全選手で最多の25本の枠内シュートを止めた男は、チームの明暗を分けることになるPK戦でも輝いた。
日本代表との決勝トーナメント1回戦では、1人目のキッカー南野拓実が放ったゴール右側へのPKを完全に読んでストップ。2人目、4人目の三笘薫と吉田麻也が放ったゴール左側へのPKも見事に止めた。
そしてブラジル代表との準々決勝でも1人目のキッカーであるロドリゴのPKを止めている。
この4つのPKはいずれもキッカーがボールを蹴るまでのテンポが一緒で、ステップを踏んでからセーブの動きに移るGKからすると合わせやすかったというのもあるだろう。
またPK戦で勝利した2試合ともに1人目のキッカーのPKを止めることで、相手に精神的なプレッシャーを与えることができたのも、クロアチア代表のPK戦での勝因なのかもしれない。
(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)