【FIFA ワールドカップ カタール 2022・決勝トーナメント1回戦】ブラジル4-1韓国(日本時間12月6日/スタジアム 974)
どうしてこんなに落ち着いているのだろうか。これでまだ22歳というから驚きだ。韓国との決勝トーナメント1回戦でビニシウス・ジュニオールが挙げた冷静沈着でかつ鮮やかな先制点にはファンも「さすがブラジル」「レベル違う」と、感嘆の声が漏れた。
試合を動かした一撃だった。0-0で迎えた7分、ブラジルはFWラフィーニャが右サイドを突破して中にグラウンダーのボールを入れる。マイナス方向のクロスは逆サイドのビニシウスへと通るが、GKを含む4人の韓国DFにすぐさま寄せられたが、彼は冷静だった。プレッシャーを感じていないかのような柔らかなタッチでファーサイドへ流し込んだ。
序盤に訪れた決定機であり、どうしても力んでしまいそうな場面でも、22歳の彼に焦りのようなものは感じ取れなかった。シュートはボールに当てるだけといった感じで、無駄な力は一切入っていない。ABEMAで解説を務めた松木安太郎氏も、「韓国のディフェンスがゴール前に集中したところを逆サイド。落ち着いていました。空いたところを狙っていますよね」とコメントしたが、ABEMAの視聴者も「いともたやすく決めるブラジル」「別格」「うますぎて笑う」とこの冷静すぎる一撃に称賛の嵐だった。
この試合はグループステージで負傷したネイマールが復帰したことでも世界中の注目が集まったが、「俺が主役だ!」言わんばかりの気概を感じさせるビニシウスのゴールだった。
(ABEMA/FIFAワールドカップ カタール 2022)