米紙「ニューヨーク・ポスト」のパンヤ記者がモロッコレポーターの歓喜を報道

 カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦、現地時間12月6日に行われたE組2位通過のスペイン代表とF組1位通過のモロッコ代表の対戦は、0-0のまま延長を含めた120分間を終え、PK戦の末にモロッコが勝利した。大アップセット(番狂わせ)となったなか、海外記者がモロッコのレポーターの歓喜ぶりをSNSにアップして注目を集めている。

 試合は互いに譲らない展開のなかPK戦へ突入。PK戦は先攻のモロッコが2人連続で成功させたのに対し、後攻のスペインは1人目のサラビア、2人目のMFカルロス・ソレール、3人目のMFセルヒオ・ブスケッツと立て続けに失敗。モロッコGKヤシン・ブヌが気迫の連続セーブを見せた。モロッコは4人目のハキミは、ゴール中央に度胸満点のパネンカを成功させ、PKスコア3-0でモロッコに軍配が上がった。

 モロッコにとっては同国史上初となるベスト8進出。米紙「ニューヨーク・ポスト」のタリク・パンヤ記者が自身のツイッターで「我々のうしろにいるモロッコのレポーターは、完全に常軌を逸している。フットボールだけがこれを可能にする。アメージングだ」と公開した動画では、モロッコのレポーターが我を忘れるように絶叫し続け、歓喜と興奮に浸っている。

 投稿には、記者仲間から「信じられない」といったコメントが寄せられたほか、ファンからも「キュートだ」「フットボールだけが人をここまで感情的にできる」「これがフットボールの本質だ」といった声が上がっていた。(FOOTBALL ZONE編集部)