クロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチ(チェルシー/イングランド)が、FIFAワールドカップカタール2022・準々決勝のブラジル代表戦に向けた意気込みを語った。7日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。

 モロッコ代表、ベルギー代表、カナダ代表と”難敵”が集ったグループFで1勝2分・勝ち点「5」の成績を収め、2位通過を果たしたクロアチア代表。迎えた決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)では日本代表をPK戦の末に下し、見事ベスト8進出を決めた。準々決勝ではFIFAランク1位で今大会の”優勝候補筆頭”との呼び声も高いブラジル代表と激突。2大会連続でのベスト4進出を狙う。

 ここまで全4試合に出場しているコヴァチッチは「例年と同じように多くのタレントが揃っている。ここ数年、僕たちはチームとしてのパワーや結束力を見せているし、全員がクロアチアのために戦えることを光栄に思っているよ。自分たちが良いチームであると証明できていると思うし、この状態を続けていかなければならない」と現在のチーム状態への自信を語った上で、”優勝候補”ブラジル代表撃破に向けた意気込みを次のように示した。

「間違いなくブラジルは優勝候補の一角を占めているよ。でも、僕たちが大切にしていることは、ライバルや対戦相手に関係なく、常に自分たちのことなんだ。ブラジルに勝利するためには、自分たちのゲームをすること、ポゼッションを保つこと、ミスをしないこと、そして早い時間でゴールを奪うことが求められる。それらが僕たちの助け舟になるだろう。ブラジルは非常に危険だが、それそが僕たちが目指すべき姿勢なんだ」

 また、同選手は自身のパフォーマンスについても言及。「良い状態だよ。もっと上手くやれるとも思うけど、自分のパフォーマンスには満足している」とコメントしつつ、「タフなゲームには慣れている。技術的にも肉体的にも自分たちの戦い方を押し通す必要があるだろう。準備はできている。あと2日休んで、本来の姿を見せたいと思っているよ」と準々決勝での活躍を誓った。

 注目の一戦、クロアチア代表vsブラジル代表は日本時間の10日午前0時にキックオフを迎える。