先発落ちしたスイス戦前に、チームを抜けると脅しをかけたと報じられたポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウドだが、同国サッカー協会(FPF)が否定している。

噂が出たのは母国メディア『レコルド』からだった。スイス戦での先発落ちは大きな話題を呼んだが、同メディアは、試合前にそれを知らされたC・ロナウドがチームを抜けると脅しをかけたと報じた。

実際に、試合後に37歳は独り、早々にピッチを去る姿が目撃されており、明らかにご機嫌斜めの様子だった。プライドの高い本人からしてみても、それまで主将としてチームを牽引してきたにもかかわらず、突如ベンチスタートと言われれば簡単には納得できないだろう。

しかし、そのためにチームを脅したというのは全くの事実だとFPFは主張。声明を発表し同選手への信頼を強調した。

「代表チームのキャプテンであるクリスティアーノ・ロナウドが、カタールのグループから離れると脅したことは一切ない」

「クリスティアーノ・ロナウドは毎日、代表チームと国のためにユニークな物語を築いており、それは尊敬されるべきものです。代表チームへの議論の余地のない貢献度を証明するものです」

「ついでながら、ポルトガルが最も多く出場した選手の献身の度合いは、必要に応じて、スイス戦の勝利で再び示されました」