大会18日目は、準々決勝の2試合が開催される。

 日本時間24時キックオフのカードが、クロアチア対ブラジルの一戦だ。

 クロアチアは、決勝トーナメント1回戦でPK戦の末に日本を撃破。準優勝した2018年ロシア大会でも、決勝トーナメント1回戦(デンマーク戦)と準々決勝(ロシア戦)をPK戦で勝ち上がり、準決勝のイングランド戦も延長戦は勝利を収めている。ブラジル戦もW杯での“勝ちパターン”と言える延長戦やPK戦に持ち込めるか。

 一方のブラジルは、ラウンド16で韓国相手4ゴールを奪って快勝。故障から復帰したネイマールも1ゴールを決め、リシャルリソンは今大会3点目をマーク。ヴィニシウスも1ゴールと攻撃陣が好調だ。

 両国のワールドカップでの対戦成績は、ブラジルの2戦2勝。いずれもグループリーグでの対戦で、06年のドイツ大会は1-0、14年のブラジル大会は3-1でセレソンが勝利を収めている。しかも、この2試合でネイマールが計3ゴールを決めている。親善試合を含めてもブラジルはクロアチアに1度も負けていない(通算3勝1分け)ブラジルが、この一戦でも相性の良さを見せつけるか。
 
 日本時間28時からのゲームが、オランダ対アルゼンチン戦だ。

 最大の見どころは、世界最高CBの呼び声もあるオランダのフィルジル・ファン・ダイクと、アルゼンチンの大エース、リオネル・メッシのビッグネーム同士のマッチアップ。ファン・ダイクが止めるのか、それともメッシがゴールを奪えるのか。両者の出来が試合の行方を左右するはずだ。

 さらに注目したいのが、両国の若手FW。オランダのコディ・ガクポと、アルゼンチンのフリアン・アルバレスだ。ガクポはグループリーグで3試合連続ゴールを決め、アルバレスはグループリーグ3節のポーランド戦と、決勝トーナメント1回戦のオーストラリア戦で連続ゴール。いずれも初出場のW杯で、2人のヤングタレントはどこまで成り上がれるのか。

【大会18日目】12月9日(金)に行なわれる試合
※対戦カード/キックオフ時間(日本時間)/放送予定
クロアチア対ブラジル(準々決勝)/24時/ABEMA、NHK
オランダ対アルゼンチン(準々決勝)/28時/ABEMA独占

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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