PSG会長が英ニュース局のインタビューでベリンガムに言及

 イングランド代表は現地時間12月4日にカタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦を戦い、セネガル代表に3-0と快勝して8強進出を決めた。56年ぶりの優勝を目指すチームにあって一際注目を浴びているのが最年少のMFジュード・ベリンガムだろう。この“逸材”にフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)も関心を寄せているようだ。英ニュース専門局「スカイ・ニュース」電子版が報じている。

 グループリーグ初戦のイラン代表戦でチームのファーストゴールを決めるなど、カタールW杯でも大きなインパクトを残しているベリンガム。リバプールやチェルシーといったプレミアリーグのクラブだけでなく、スペインのレアル・マドリードも獲得に力を入れると報じられるなど、“ビッグクラブ移籍”の噂は後を絶たない。

 そんな若き才能にPSGも関心を示さずにはいられないようだ。同クラブのナセル・アル・ヘライフィ会長はこのほど、「スカイ・ニュース」の独占取材に応じ、ベリンガムに言及した。

 記事によると、アル・ヘライフィ会長はW杯でのベリンガムについて「なんて選手だ。イングランド代表は大会のベストプレーヤーの1人である彼を擁することができて幸運だと思うよ」と述べ、活躍ぶりを称賛。そして、「落ち着いていてリラックスしていて自信もある。初めてのW杯だなんて驚きだ」と語り、そのプレーに驚愕したことを伝えている。

 さらに、ベリンガムとの契約の可能性を問われたアル・ヘライフィ会長は、「誰だって彼を欲しがるだろう。隠すことなんてしなよ」と回答。将来的に争奪戦に加わる可能性を示唆した。

 カタールW杯中も自らのプレーでビッグクラブからの関心を集め続けているベリンガム。激化が予想される争奪戦を制するのはどのクラブになるのだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)