「ABEMA」のスペシャル対談で日本代表について議論
ワールドカップに3回出場し、「ABEMA」でカタールW杯プロジェクトのGM(ゼネラルマネージャー)を担当するMF本田圭佑は、2010年の南アフリカW杯を監督と選手としてともに戦った岡田武史氏と「ABEMA」でスペシャル対談「岡田武史×本田圭佑 特別対談@ドーハ」を実施。全編が公開されたなかで、今大会でドイツ代表とスペイン代表を破った森保ジャパンについて2人が語っている。
森保ジャパンはカタールW杯でドイツ代表、コスタリカ代表、スペイン代表と同居する“死の組”に入り、前評判は決して高くなかった。それでも、グループリーグ初戦でドイツを2-1で破ると、コスタリカに敗れて迎えた運命の第3戦でスペインを2-1と撃破。W杯優勝国2つ相手に白星を挙げ、2大会連続で決勝トーナメント進出を決めた。
スペイン戦後に収録されたスペシャル対談では、本田は日本の勝利を称えたうえで、森保監督の采配に関して「ツッコミどころは多々あった。それを無視して喜ぶのは、ファンはいいにしても、岡田さんはダメ。実際、何をすれば(W杯)優勝とか世界の強豪国に引き分け以上の結果を残せるのか」とコメントした。
岡田氏は「選手が主体的に判断してプレーできるかどうか」と語り、スペイン戦での試合中の“変化”を例に挙げている。
「スペイン戦、俺は選手が(自分たちで判断してプレーを)始めたように見えた。素晴らしいと思った。右サイドで(田中)碧がなかなか出なかった。それが碧をストッパーのところに出して、谷口(彰悟)が(スペイン代表MF)ガビのところに行く。それを自分たちで判断した。それができたら、日本は相当(上に)行ける。上手くいかなかった時に何ができるか」
そして、岡田氏は指揮官を含めたチーム作りについて、「この積み重ねていく方向は間違えていない。采配は経験値とかも関係してくる。例えば森保(監督)がもう4年やったら違うことをやるかもしれない。時間はかかるけど、日本の指導者を育てて行かないといけないと思う」と話せば、本田も「日本の指導者もどんどん海外に出て行かないといけないフェーズに入っている」と見解を述べていた。(FOOTBALL ZONE編集部)