国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長が、カタール・ワールドカップ(W杯)の取材中に他界したアメリカ人ジャーナリストのグラント・ウォール氏(48)を追悼した。

【写真】ロナウドに表彰されるグラント・ウォール氏

ウォール氏は、9日に行われたカタールW杯準々決勝のオランダ代表vsアルゼンチン代表の試合を取材していたとのこと。しかし、取材中に倒れ、救急隊員が呼ばれたものの、蘇生できず。近くの病院に運ばれたが、そのまま帰らぬ人となった。

8日には気管支炎を患ったことを自身のSpotifyのポッドキャストで報告。大会前からハードな仕事をしていたこともあり、W杯も17日連続で試合取材を行うなど、厳しいスケジュールで働いていたという。

また、1994年のアメリカW杯で初めてW杯を取材し、今回まで8大会連続で取材を行っており、11月29日には表彰を受けていたばかりだった。

インファンティーノ会長は、報道陣としてサッカー界を支えてきたウォール氏を追悼した。

「カタールで開催されたFIFAワールドカップの準々決勝の試合を取材しているとき、著名なスポーツジャーナリストのグラント・ウォール氏が亡くなったことを知り、信じられないほどの悲しみを感じています」

「ほんの数日前、グラント氏は8回連続のFIFAワールドカップの報道に貢献したということで、FIFAとAIPS(国際スポーツ記者協会)から表彰されました。彼のキャリアには、FIFA女子ワールドカップやその他の国際スポーツイベントへの参加も含まれています」

「彼のフットボールへの愛情は計り知れず、彼のレポートは世界の試合を追いかける全ての人にとって、惜しまれることになるでしょう」

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