今大会もスーパーセーブが光る

優勝候補の一角としてFIFAワールドカップ・カタール大会ベスト8まで勝ち上がってきたイングランド代表。どうしても注目は中盤から前線にかけてのタレントに集まるが、不動の守護神にもスポットを当てたい。

代表監督ガレス・サウスゲイトが信頼し続けてきたのがGKジョーダン・ピックフォードだ。

2017年に代表デビューしたピックフォードは今大会でもゴールを任されており、今夜行われるフランス代表との準々決勝に出場すれば代表通算50試合目となる。

ビッグクラブで活躍してきた選手ではないが、ピックフォードもイングランド代表に欠かせない人材と言えよう。今大会でもベスト16のセネガル戦で前半31分にブライユ・ディアのシュートを左手1本でセーブしたり、イスマイラ・サールの決定機も体で止めるなど抜群の反応を見せている。

英『The Guardian』はサウスゲイトのチョイスが正しかったと振り返るが、ピックフォードはすっかりイングランド代表のシャツが似合う選手になった。4年前のロシア大会頃より不動の存在となっており、それは今大会も変わらない。キック精度が高いのも特長的で、カウンターの出発点にもなれる。

今大会は初戦のイラン戦こそ2失点したが、それ以降はクリーンシートを継続している。フランス戦でも危ないシーンが何度かあるはずで、当たっている守護神ピックフォードの活躍に期待がかかる。