前半42分の先制点を守りってベスト4進出

 モロッコ代表は現地時間12月10日に行われた、カタール・ワールドカップ(W杯)準々決勝でポルトガル代表に1-0で勝利し、アフリカ勢として史上初のW杯ベスト4に駒を進めた。W杯に3回出場した経験を持つMF本田圭佑は、「ダークホース、モロッコ!」とツイートしている。

 試合は立ち上がりから徐々にポルトガルがボールを持つ時間が長くなった。しかし、モロッコの最終ラインに崩れる気配はなく、むしろ鋭いカウンターを繰り出すことでゴールに迫る回数はモロッコのほうが多い展開になった。

 そして迎えた前半42分、モロッコは左サイドからゴール前にクロスを入れるとFWユスフ・エン・ネシリが驚異的なジャンプ力を見せて高い打点でのヘディングシュートを叩き込んで1-0とリードして前半を終えた。

 ポルトガルは後半6分にDFジョアン・カンセロとロナウドを交代で投入。ポルトガルが押し込んでいくと、モロッコの守備陣は前半のような余裕のある応対ができなくなる。後半19分にはゴール正面からMFブルーノ・フェルナンデスが決定機を迎えるもののシュートは枠外に飛んだ。

 完全に攻めるポルトガル、守るモロッコという構図になった試合はハーフコートゲームのようになったものの、モロッコ守備陣が集中したプレーを見せてポルトガルにゴールを許さず。モロッコがこのまま1-0で逃げ切った。

 試合直後、本田はツイッターで「ダークホース、モロッコ!」と投稿。SNS上でも「モロッコは新しい景色を見るか!!!」「ジャイキリ連発」「すげー」「歴史を作った」と反響を呼んでいる。(FOOTBALL ZONE編集部)