モロッコに0-1で敗れたポルトガルはベスト8敗退、ロナウドは試合直後に控え室へ
現地時間12月10日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)準々決勝でモロッコ代表とポルトガル代表が対戦し、1-0と勝利したモロッコがアフリカ勢として史上初のW杯ベスト4に駒を進めた。試合後、ポルトガルの37歳FWクリスティアーノ・ロナウドが泣きながらロッカールームに1人早々と引き上げる様子が目撃され、「最も残酷な最後」「感極まる」と各国メディアが決定的瞬間を伝えている。
試合は前半42分、モロッコが左サイドからゴール前にクロスを入れるとFWユスフ・エン・ネシリが驚異的なジャンプ力を見せて高い打点でのヘディングシュートを叩き込んで1-0とリード。劣勢のポルトガルは後半6分、DFジョアン・カンセロとロナウドを同時投入して反撃に出ると、後半19分にはMFブルーノ・フェルナンデスが決定機を迎えるも決め切れず、そのままモロッコが1-0で逃げ切った。
「クリスティアーノ・ロナウドが泣きながらロッカールームへ直行」と報じたのはスペイン紙「Eldesmarque」だ。試合後、ピッチに残って挨拶などはせずにすぐさま歩き出し、そのままロッカールームへ向かうロナウドの姿に注目。「ホイッスルが鳴った後、ロナウドはそのままロッカールームに向かった。それはおそらく彼のW杯最後の試合であり、最高レベルのラスト試合」と記しつつ、「ロナウドの最も残酷な最後」と伝えた。
また各国のメディアも反応し、米メディア「スポーティングニュース」は「ポルトガルの2022年W杯敗退が決まり、ロナウドが感極まる」と涙の瞬間をクローズアップ。トルコメディア「61saat」も「クリスティアーノ・ロナウドが涙をこらえ切れなかった瞬間」と決定的瞬間として届けていた。(FOOTBALL ZONE編集部)