ついに残り4チームになったFIFAワールドカップ・カタール2022。スタート前には多くの疑問が投げかけられていた大会だが、始まってみればピッチ上の話題が多く楽しめるイベントとなった。
今回は先日行われた準々決勝で敗退してしまった選手たちのベストイレブンをご紹介しよう。
GK:アリソン
クラブ:リヴァプール
代表:ブラジル
エデルソンとの二枚看板でブラジル代表チームの守護神を務めているアリソン。今回のワールドカップでも圧巻のプレーがいくつもあったものの、奮闘虚しく…。
右SB:カイル・ウォーカー
クラブ:マンチェスター・シティ
代表:イングランド
ベスト8の右サイドバックで最も有力な選手はカイル・ウォーカーだといえよう。今回のワールドカップでは怪我で出場が危ぶまれたものの、フランス戦ではキリアン・エムバペと互角に渡り合った…が、流石に全てを止めることはできず。
CB:フィルヒル・ファン・ダイク
クラブ:リヴァプール
代表:オランダ
ルイス・ファン・ハールの硬い守備を体現するために3バックの中央で奮闘したファンダイク。その圧倒的な守備能力は見事であったが、最後はオランダのディフェンスがリオネル・メッシのプレーに水を漏らしてしまった。
CB:ペペ
クラブ:FCポルト
代表:ポルトガル
チアゴ・シウヴァやマルキーニョスとも迷ったが、この大会の歴史上2位となる高齢ゴール記録を作ったペペをピックアップ。おそらく最後となるワールドカップで活躍を見せたものの…モロッコ戦最後のヘディングは惜しかった。
左SB:ジョアン・カンセロ
クラブ:マンチェスター・シティ
代表:ポルトガル
ラファエル・ゲレイロと迷ってカンセロをイレブンに選出。この大会では右サイドバックがディオゴ・ダロになることも多く、カンセロの使い方が難しかったようにも見えた。もっと生かすべき選手だったようにも見えたが…。
DMF:カゼミロ
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
代表:ブラジル
ブラジル代表チームのアンカーとして、ダニーロ・ペレイラやファビーニョを抑えて絶対的な存在となっていたカゼミロ。グループステージではすごいゴールを決めるなど充実を感じたが、クロアチア戦では元同僚のモドリッチとのマッチアップで苦戦した。
CMF:ベルナルド・シウヴァ
クラブ:マンチェスター・シティ
代表:ポルトガル
クリスティアーノ・ロナウドが全盛期を過ぎたポルトガル代表をコントロールしなければならなかったベルナルド・シウヴァ。インサイドハーフとしてプレーし様々な仕事をこなしたが、ベスト8までの試合では大きなインパクトを残すまでには至らなかった。
CMF:ブルーノ・フェルナンデス
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
代表:ポルトガル
ベルナルド・シウヴァがインサイドハーフ、そしてブルーノ・フェルナンデスがウイングとして起用された今回のポルトガル代表。4試合で2ゴールを決めるなど結果を残したが、ベスト4進出に導くまでには至らず。
FW:ネイマール
クラブ:PSG
代表:ブラジル
グループステージで怪我を負ってしまったが、決勝トーナメントを前に奇跡の回復。優勝を目指す上で大きなブーストになるかと思いきや、クロアチア戦では勝ちきれずにPK戦の末散った。彼にとってはあまりにも悔しい大会だった。
FW:ハリー・ケイン
クラブ:トッテナム
代表:イングランド
イングランド代表のキャプテンを務め、エースストライカーとして重圧を背負った。大会前にはアントニオ・コンテ監督から「彼はあまりにも疲れている」と言われたものの、死力を尽くしてそれを感じさせないプレーを見せていたが…最後は同僚ウーゴ・ロリス相手にPKの2本目を決められず…。
FW:クリスティアーノ・ロナウド
クラブ:無所属
代表:ポルトガル
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大会中にマンチェスター・ユナイテッドからの退団が決まったロナウド。しかもゴンサロ・ラモスにポジションを奪われるなど心理的にも難しい大会にもなった。涙を流しながらいち早くトンネルへと去っていく彼の姿は、多くの人の心を動かしたに違いない。