FIFAワールドカップカタール2022・準々決勝の全日程が終了した。

 9日に行われた一戦では、クロアチア代表とブラジル代表が対戦。試合は90分間が経過しても両チームゴールネットを揺らすことなく、延長戦に突入する。延長前半アディショナルタイム、ネイマールがロドリゴとのワンツーパスで前進すると、ルーカス・パケタとのワンツーでゴール前に入り込み、相手GKを抜き去ってゴールネットを揺らした。“王国”のベスト4入りは目前に迫っていたが、117分に左サイドからの繰り返しをブルーノ・ペトコヴィッチが押し込み、クロアチア代表が同点ゴールを記録。PK戦ではクロアチア代表が4人成功したのに対し、ブラジル代表はロドリゴとマルキーニョスが失敗し、クロアチア代表が2大会連続でベスト4入りを果たしている。

 もう一方の試合ではオランダ代表とアルゼンチン代表が激突。試合は35分にリオネル・メッシのスルーパスからナウエル・モリーナが決めて、アルゼンチン代表が先制に成功。後半にはメッシが追加点を決めてアルゼンチン代表が勝利を手繰り寄せたが、オランダ代表は前線の高さを生かして反撃を開始。83分にワウト・ウェクホルストがヘディングシュートを沈めると、試合終了間際にはフリーキックの“トリックプレー”で再びウェクホルストが得点。土壇場で延長戦に突入した。30分間では決着がつかずにPK戦に突入すると、アルゼンチン代表の守護神エミリアーノ・マルティネスが躍動。オランダ代表1人目のフィルジル・ファン・ダイク、2人目のステフェン・ベルハイスのシュートを読み切ると、流れはアルゼンチン代表に。最終的には4-3でアルゼンチン代表が死闘を制した。

 10日にはアフリカ勢として唯一残っているチームのモロッコ代表が登場。ここまで攻撃陣が好調なポルトガル代表との一戦に臨んだ。前半は一進一退の攻防が続くと、42分に均衡が破れる。左サイドからのクロスボールに反応したユセフ・エン・ネシリが打点の高いヘディングを叩き込み、モロッコ代表が先手を取った。後半はポルトガル代表が猛攻を続けたものの、最後まで1点を奪えず。試合はこのまま終了し、モロッコ代表がアフリカ勢史上初の準決勝に駒を進めている。

 準々決勝最後の一戦では、イングランド代表とフランス代表という対戦カードが実現した。試合は17分にオーレリアン・チュアメニが強烈なミドルシュートを沈めてフランス代表が先手を取る。イングランド代表は徐々に流れを取り戻すと、後半の立ち上がりにブカヨ・サカがペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。このPKをハリー・ケインが沈めて同点に追い付いた。しかし、フランス代表は78分にアントワーヌ・グリーズマンのクロスボールからオリヴィエ・ジルーがヘディングシュートを叩き込み、勝ち越しに成功。イングランド代表は直後のプレーでPKを獲得したものの、ケインのシュートはクロスバーを超えてしまった。試合はこのままタイムアップを迎え、フランス代表が連覇への道のりを歩み続ける結果となった。

 この4試合の結果、クロアチア代表、アルゼンチン代表、モロッコ代表、フランス代表が準決勝に進出。クロアチア代表とアルゼンチン代表は前回のロシアW杯でもグループステージで同居しており、当時はクロアチア代表が3-0と完勝していた。アルゼンチン代表にとっては当時のリベンジを狙う一戦となる。なお、モロッコ代表とフランス代表はワールドカップで初めて対戦する。

 準々決勝の結果、準決勝の対戦カードは下記の通り。準決勝は13日と14日に行われる。

■準々決勝結果

▼12月9日開催
クロアチア代表 1-1(PK戦:4-2) ブラジル代表
オランダ代表 2-2(PK戦:3-4) アルゼンチン代表

▼12月10日開催
モロッコ代表 1-0 ポルトガル代表
イングランド代表 1-2 フランス代表

■準決勝組み合わせ

※キックオフ時間はすべて日本時間

▼12月13日開催
28:00〜 アルゼンチン代表vsクロアチア代表

▼12月14日開催
28:00〜 フランス代表vsモロッコ代表