2年前は18ゴールを決めたエン・ネシリ
FIFAワールドカップ・カタール大会で快進撃を続けるモロッコは、決勝トーナメント1回戦でPK戦の末にスペインに勝利すると、準々決勝ではポルトガルを1-0で下して勝利。初となるベスト4へと駒を進めた。
ポルトガル撃破に大きく貢献したストライカーが、決勝点を決めたユセフ・エン・ネシリだ。42分に左サイドからクロスが供給されると、エン・ネシリはGKよりも高い打点のヘディングでゴールをゲット。結局この得点が決勝点となってモロッコのベスト4進出が決定した。
衝撃的な高さを見せてゴールを奪ってみせたエン・ネシリ。データサイト『SofaScore』によれば、4度の空中戦で勝利したのはこのシーンともう1つのみ。それでも決定的な場面で大仕事をやってのけるストライカーぶりを発揮して、エースとして高い存在感を見せるなど、チームの最前線をけん引する存在として輝いた。
エン・ネシリはこの試合で今大会2ゴール目となった。セビージャでプレイする彼は2020-21シーズンこそラ・リーガで38試合18ゴールを決めたものの、昨季は5ゴールに終わり今季はいまだに得点がなかった。そんな中で大金星のきっかけとなったゴールは自身にとっても非常に大きな得点となったことだろう。モロッコのエースはさらなる進化を続けていく。